千葉セクション問題

古関東深海盆ジオパーク推進協議会の基本的姿勢 —千葉セクションGSSP申請の第3次審査通過の報道を受けて−

千葉セクション問題

2019年11月29日に千葉セクション(チバニアン)が第3次審査を通過したとの報道がありました。

しかし、申請の審査過程で、研究上の問題点の指摘に対する適切な対応がされず、疑問が解消されないまま第3次審査通過となったことで、研究の厳密性が大きく損なわれたこと
は痛恨の極みです。

本協議会はこれまで千葉セクションGSSP申請者グループの以下の研究不正を指摘し、申請取り下げを主張しています。

・2015年8月に実施された国際現地討論会(市原市田淵)の露頭(千葉セクション)において、異なる露頭の古地磁気データを貼り付けて説明。(捏造・改ざん行為)

・地権者の許可なく試料採取。(盗掘行為)さらに新たにGSSP申請の関連論文についての疑念が生じました。この論文上の疑念については、それぞれの論文の編集責任者に報告しているところです。

本協議会は、申請の受理とは関係なく、研究不正および倫理違反に関わる問題の解明を進め、信頼される研究の回復に向けた努力を続けます。